チェックイン 赤倉観光ホテル宿泊記1 

日本 中部

訪れてみたいと思うホテルはいろいろあれど、このお部屋に泊まってみたいと思うホテルは、それほどたくさん浮かびません。そんな中で、ずっとずっと滞在してみたいと思っていたお部屋があります。それは、赤倉観光ホテルの「プレミアム棟 温泉露天プール付き テラスフォースP4」です。

温泉好きのお友達が大絶賛されていて、いつか泊まってみたいなぁと思っていました。

このお部屋は、4名まで宿泊できるので、2人で滞在すると(子供はまだ小さいので、カウントせず)、ちょっと割高になってしまうのだけれど、それは良しとして、問題は予約がなかなか取れないこと。少し前までは、公式以外の予約サイトには、販売されていなかったんですよね。ただ、ここ数年は、一休はじめ、じゃらんや楽天でもお見かけするようになりました。

そして、リピーターの方で埋まってしまうお部屋でも、夏ならば、空きはある。それも、夏休みに入る前ならば、チャンスは広がります。

以前、スイスのリゾート「チューゲン・グランド・ホテル」を訪れた時もそうでした。冬場は絶対に宿泊できないようなホテルでも(リピーターの方でほぼ埋まってしまう&最低宿泊日数が1週間だったりする)、夏は1泊から、それも貸切状態なほどに空いていたりします。そして当然ながら、料金もお安い。 夏に訪れる山岳リゾート、最高です♪

そんなこんなで、タイミングが合って、ようやく憧れのお部屋に滞在する日を迎えました。

ホテルまでは、東京から新幹線はくたかで、上越妙高駅へ。そこからタクシーで向かいました。駅からは、30分ちょっとだったでしょうか。 

上越妙高駅で見つけた、小竹のサンドパン。 大正13年創業、100以上の歴史を有する、地元で有名なパン屋さんだそうです。ここに来なければ、絶対に知りえなかったであろうパン。こういう出合いが楽しいですね☆

まずは、チェックイン。 実は、チェックインをした日は、ものすごくお天気がよろしくなくてですね。いや、よろしくない、ではなくて大荒れでした。 そこから一転、翌日は見事な青空が広がります。 お写真は、その時に撮ったものです。

ルームキーの大きさよ( ^ω^)

真っ赤な絨毯が敷かれたロビーを抜け、階段を上がると、ロビーラウンジがあります。クラシックホテルらしい重厚感ある雰囲気でとても素敵!

このロビーラウンジでは、14時から17時の間、ドリンクサービスがありました。

ソフトドリンクはもちろん、カクテル、ワインサーバー(スパークリング、白、赤)、生ビール、ハイボールがあり、全ての宿泊ゲストが自由にいただけるようになっています。

おつまみのチーズと共に、スパークリングワインをいただきました。

チェックイン日は大嵐のため、何も見えず。

晴れていたら、このようなビューが拝めます。

ロビーラウンジから上を見上げると、2階にもラウンジのようなものがある?

二階に上がってみると、ライブラリーがありました。

ここが、天井が低くて、妙に落ち着く空間でした。

客室数69室のホテルですが、敷地は100万坪! ものすご~く広いです。ホントに、ぜいたくの極み(パンフレットをスクショさせていただきました)

ロビーのすぐ近くにあるギャラリーでは、昭和12年、創業当時のお写真やパンフレットが展示されていました。こういうのを拝見するの、地味に好きなんですよね^^

日本のリゾートホテルの先駆けとも言える、赤倉観光ホテル。今でこそ格式ある老舗ホテルとして知られていますが、じつはその誕生には、なかなかスケールの大きいドラマがあったそうです。

当時、日本政府は外貨を稼ぐために“国際ホテル”の建設を強く後押ししていました。そんな背景の中で、静岡の川奈ホテル、長野の上高地帝国ホテルに続いて建てられたのが、この赤倉観光ホテル。

このプロジェクトを手がけたのは、大倉財閥の2代目であり、帝国ホテルの会長でもあった大倉喜七郎氏。大倉氏が土地選びで出した条件がまたユニークで、「標高約900メートル(海抜三千尺)以上で、野尻湖から佐渡島まで見渡せること」という、なんともロマンチックなロケーション指定!その条件を満たしていたのが、妙高山の中腹にあるこちらの場所だったそうです。

さらに、大倉氏は「せっかくの景色が台無しにならないように」と、周囲に建物が建たないよう可能な限りの土地を買い集めたそうです。その広さ、なんと約100万坪。東京ドームに換算すると約70個分です。ひとつのホテルを建てるためにですよ・・・驚愕!

そして、その後は、この一帯は、国立公園にも指定されているために、他の建物を建てることはほぼ不可能なのだとか。つまり、今このホテルから見える絶景は、これからもずっと守られていくということなんですね。 日本が誇る、貴重な絶景ホテルだと思います。 

創業当時などのパンフレットが拝見できて、楽しかったです。

なんと朝食が1円時代!

からの朝食が400円になった時代は、いつ頃なのだろう? この時は、英語が先なんですね。

赤倉観光ホテルが登場する映画や小説の作品資料もありました。めちゃくちゃ昭和を感じる!

昔のスキーはこんな感じだったのですね~

赤倉観光ホテルは、3つの棟に分かれていて、こちらが、SPA&SUITE棟の最上階にあるアクアテラス。メディアなどでよく見かけていた風景。

水盤を備えた幻想的な外部テラス。もちろんどなたでもアクセス可能で、寛げる椅子も備わっています。時間帯によって、さまざまな表情を見せてくれる癒しのスペース。

奥には、パン屋さん兼ブティック、カフェもあります。 

赤倉観光ホテルといえば、パンも有名ですよね。系列ホテルのパン屋さんも制覇しました。箱根にあるベーカリーレストランにも行ってみたいなぁと思っています。

この時、娘は1歳ちょっとで、食べられるものがまだ少なかったのですが、この食パンは、夢中になって食べていました♬

ホテルのオリジナルグッズも販売されています。

奥にカフェテラス。

宿泊ゲストも気軽に訪れることができるカフェです。

テラス席からのビューが、素晴らしい♬

アルプスの少女、ハイジになった気分で、敷地内を探索。

冬はゲレンデになる緩やかな斜面にはハーベストガーデンがあったり、

テニスコート付近には、ワサビガーデン。

山の神祠もあります。

滝もあります。野生動物に出合うこともあるみたい。

滞在しながら大自然を堪能できました。

日本アルプスの雄大な景色を一望できる絶好のロケーションに、ちょこんと佇む、レトロな赤い屋根の建物、、、可愛すぎます♡

Ciel

2010年より、ブログ「月に一度の世界スパ&ホテル巡り」をスタート。
2015年より、livedoorブログの公式ブロガーとして、旅行記や台湾の日常生活を綴っています。

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